第508章第三者を弁護するフィアンセは不当な扱いを受ける?

「あなた、誰?」

ヴェーダはこれまで、現場を押さえられたことなど一度もなかった。そこへこんな攻撃的な女がいきなり現れたのだ。怖がらずにいられるはずがない。

彼女は反射的に、身を守ろうとしてアクセルへと身を寄せた。

その仕草が、相手の怒りにさらに火をつけた。

カリスタはアクセルのことが好きだった。

そして彼に注ぎ込んだものが大きすぎる――引き返せないほどの代償を払ってきた、という思いがあった。

「私が誰か、あんたに問いただされる筋合いはないわよね? 私の男をたぶらかしておいて、よくもまあそんな口が利けるわ。まだ純情ぶってるつもり?」

カリスタは殺気を孕んだ目でヴェーダを睨みつけ、吐...

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